2017年02月22日
お葬式のマナーは宗教によって違うので、参列する場合は注意が必要です。一般的に日本で多いのが、仏教を基本にした仏式葬儀です。仏式は通夜と葬儀。告別式があります。参列をする際の服装は、上下とも黒のブラックスーツやワンピースがマナーです。黒い洋服には弔意を表す意味があり、この場合は喪服と言います。そして参列する際には香典を持参します。香典は自分と相手との関係、自分の身分などを考えて、失礼のない金額を包む必要があります。
表書きは「御霊前」や「御香典」です。受付で手渡しますが、その際に「このたびはご愁傷さまでした」と一言添えるのがマナーです。キリスト教式のお葬式の場合も、黒を基調としたフォーマルスーツが服装の基本です。仏式の通夜にあたるものが、カトリックでは通夜の祈り、プロテスタントでは前夜祭です。本番の葬儀ではお焼香などはなく、白いユリの花を献花します。キリスト教ではお焼香はしないので、仏式のような香典はないです。
しかし、香典のように気持ちばかりのお金を包んだ封筒を持参します。表書きには「御ミサ料」「御花料」などと記入するのがマナーです。また、キリスト教ではお悔みの言葉を述べるのはタブーとされています。なぜならキリスト教では人は死ぬと神様のもとに召されるので、死は悲しむべきことではなく、祝福されるべきことと考えられいるためです。代表的な言い方には「天に召された○○様の平穏を祈りしております」などがあります。